スチールハウス

スチールハウスは、
平成7年の阪神淡路大震災を契機に新しい住宅の建築工法として
日本に導入されました。
薄板軽量形鋼を用いた枠組壁工法であるスチールハウスは、
低予算・短工期・強度など多くの優位性を評価され、
急速に全国の住宅に普及しています。
特にコスト・施工工期・室内空間の快適性が求められる共同住宅においては非常に優位性を発揮しています。

また設計にあたってのご相談も承っておりますので、
お気軽にご相談ください。

それでは限られた予算内で耐火3階建ての共同住宅を検討される際の
切り札とも呼べるスチールハウスをご紹介します。

1. 高い強度

スチールハウスは壁面や床面の全体で構造をつくる枠組壁工法です。この枠材に木材の1.8倍以上の強度を持つスチールを採用しているため、木造2×4と比較しても優れた強度を発揮しています。さらに物件1件ごとに壁位置のバランスチェックを行いますので、強風に対して木造2×4の1.5倍の基準をクリアします。

2. 経年変化に対応

木造住宅は年月が経るにつれて乾燥収縮・ねじれ・反りなどが起きやすいため、建付けが悪くなったり軋み音が生じることがあります。さらに床のたわみが進行して元に戻らないクリープ現象は新築時よりも5年後10年後に問題が生じます。スチールハウスは経年変化のないスチールを骨組みとしているため以上のような問題が生じません。また言うまでもありませんが、シロアリ被害も全くありません。
スチールということで心配な錆の問題も高性能の亜鉛めっき鋼板が使用されており、接合に使われるドリルねじもスチールと同様の亜鉛めっきが施されています。これによりスチールに傷がついたとしても鉄より先に亜鉛が溶けて鉄を保護する犠牲防食作用により構造体であるスチールをしっかりと守ります。

3. 高い断熱性能

スチールハウスは建物全体を外側より切れ目なく断熱材で包み込む外張断熱方式を採用しているため気密性・断熱性に優れており光熱費の削減が図れます。さらにカビ・ダニ・劣化の原因となる壁内結露の発生を防ぎます。

4. 高い節税工法

RC造・鉄骨造・木造と比べて減価償却年数が短いため節税効果が図れます。
特に共同住宅をご検討の方には優れた事業性を発揮します。
減価償却年数は以下の通りになります。
スチールハウス :19年
RC造 :47年
鉄骨造 :34年
木造 :23年

5. 柱・梁のない空間

壁パネル工法のため、柱・梁のない空間となります。
隅々まで使え居住空間、収納スペースの増加が実現します。

  • 図:スチールハウス Step1
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  • 図:スチールハウス Step2
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  • 図:スチールハウス Step3
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  • 図:スチールハウス Step4
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  • 図:スチールハウス Step5
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  • 図:スチールハウス Step6
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  • 図:スチールハウス Step7
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  • 図:スチールハウス Step8